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夜の万代と刹那の出会い
ゴールデン街を蘇生させる増築住宅街の提案
A Momentary Encounter with Bandai at Night

Message:建築と友達の両立が大切
私が体験してきた大学生活の中で建築にのめり込み人が変わってしまった人や建築をあきらめてしまった人をよく見る。その人たちは本当に幸せなのだろうか。

建築学生生活には永遠の幸せ(万代)と 一時の幸せ(刹那)の2面があり、建築的に表現しながそのようなコミュニティが実現する街を提案する。
Message: Balancing architecture and friends is important
In my university life, I have often seen people who have become so absorbed in architecture that they have changed, or who have given up on architecture. I wonder if those people are really happy.

There are two aspects to the life of an architecture student: eternal happiness (ten thousand years) and temporary happiness (a moment), and I propose a town where such a community can be realized while expressing it architecturally.

Translated with www.DeepL.com/Translator (free version)

​建築学生的コミュニティが実現する街をめざして
Towards a city that embraces a back-architecture student community

World Architectural Design Institute Activity Philosophy-Promote technological innovation in architectural design and contribute to the social world
World Architectural Design Institute Activity Philosophy-Promote technological innovation in architectural design and contribute to the social world

建築的万代
Bandai of Architecture
建築に内在する永遠の価値
・​建築や生活の文化や歴史の継承

建築的刹那
Setuna of architecture
建築に内在する一瞬の価値
・​建築が使い古された豊かな空間

人間的万代
Bandai of Architecture
人間関係・思い出・記憶
などの永遠に残るもの

人間的刹那
Setuna of architecture
出会い・親しみ・別れる
一時的に幸せを感じるもの

建築学生的コミュニティが実現する街をめざして

Architectural Design Metabolism​
​ Architectural design metabolism

World Architectural Design Institute Activity Philosophy-Promote technological innovation in architectural design and contribute to the social world
World Architectural Design Institute Activity Philosophy-Promote technological innovation in architectural design and contribute to the social world

プロローグ:個性が密集するゴールデン街で表現する

計画敷地:新宿ゴールデン街(飲み屋街)
Planning site: Shinjuku Golden Gai (drinking area)

既存:木造密集地
階層:3階
用途:飲み屋街(元売春街)
新宿ゴールデン街は1958年前に売春街、後に匿名性のある飲み屋が密集する文化人の街となった。匿名性を持つことで多様な個性が密集し飲みという強固な共同体によって一つの街を形成している。現在は新宿都心の均質なペンシルビルが立ち並ぶ中、高密度で複雑な強い共同体によって低層高密度の木造密集地が残り活気のある街を形成している。

計画敷地:新宿ゴールデン街(飲み屋街)
​衰退の危機にある新宿ゴールデン街

Architectural Design Metabolism​
​ Architectural design metabolism

【2-1】地上げと再開発の危機
現在、都心の土地の価格の高騰により新宿は高層ビルが乱立するようになり西はオフィス街、東は歓楽街があり高層のペンシルビルが密集する。この敷地に低層の木造建築群のゴールデン街が存在し再開発と隣り合わせである。

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【2-2】木蜜地火災による消滅の危機
木造密集地で火災が起こるとすぐに火が燃え広がり建築や雰囲気が消滅する。ゴールデン街一帯は防火地域に指定されておりコンクリート等の耐火構造にしなければならない。ほとんどの建物が居抜きが行われ改修や建て替えが進んでいない。

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【2-3】コロナゴーストタウンの危機
コロナウィルスの影響で飲食店の空き店舗が深刻化。客足もさらに遠のき再びゴーストタウンのようになる可能性がある。実際の1週間の現地調査でもシャッターの閉まった店舗が目立ており活性化を行わなければ様々な課題が解決されない。

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【2-4】均質的パターンランゲージの危機
「新宿ゴールデン街まちづくり協議会」を中心に再開発の検討や議論が重ねられている。パターンランゲージによる更新「新宿ゴールデン街の再開発」が提示。ファサードのデザインルールを用いた建て替えで、均質的な旧式手法では個性や文化の継承ができない。

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新宿ゴールデン街は、飲みによるコミュニティや木蜜地の雰囲気をつくるパラサイト的操作など永遠に継承されるべき文化がたくさんある。一方でゴールデン街は様々な問題を抱えており更新しないと儚く街が消えてしまう可能性がある。この提案ではゴールデン街を参照しポテンシャルを活かす輪廻転生をすることで、様々な問題を解決しながらゴールデン街の個性をより強固なものとする。また強固に拡大された街は、飲みが好きな郊外住人に対してアフターコロナの都市型住居の新たなビルディングタイプとなる。バナキュラーでサステナブルな都市を提案する。

パラサイト的操作の
分析サンプル

Analysis sample to pay homage to Golden Street

 現地調査として実際に新宿ゴールデン街 を訪れ既存建築群の写真を筆者が撮影した。ここでは、この街に内在する「パラサイト的操作」の豊かな可能性を提示する。
 「パラサイト的操作」が店主の個性(匿名性)を表出させ、高密度で多様な関係性を持つ豊かな街を形成することを発見した。これらの「パラサイト的操作」を輪廻転生のサンプルとする。

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パラサイト的操作の 分析サンプル

再現模型を通して
パラサイト的操作を解明

Defining parasitic manipulation through replicated models

 ゴールデン街を測量し図面に起こし模型を作成することで、既存建築の抽象化を行う。個性(匿名性)を表出させる「パラサイト的操作」の解明を試みた。建築群のXL、空間ボリュームのL、構成部材のM、家具エレメント等のS、行為によって表出する物のXSの5種類にカテゴライズし、「パラサイト的操作」を定義する。また、「パラサイト的操作」がどの様な個性を決定するかを示す。

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再現模型を通して パラサイト的操作を解明

Architectural Design Metabolism​
​ Architectural design metabolism

Parasite Mass 【 XL】
街を構成するパラサイト

建築が高密度な一つの街を作り上げる。密集すると狭い路地ができ上層階にいくにしたがって見えなく、視線がいかないため上層階の匿名度が上がる。また、密着させ見える面積を減らす効果もある。基本的に町全体が匿名性を帯びている。

Parasite Mass 【 L】
空間を拡張するパラサイト

 空間ヴォリューム単位で様々な余白に空間を伸ばし空間を獲得くすると同時に視覚的操作を行っている。鉛直方向:3階を増築することで匿名性を獲得する。水平方向:出窓のように路地の余白に空間を伸ばし上層階の匿名性を獲得する。

Parasite Mass 【 M 】
目隠しをするパラサイト

 床や壁などの建築形態をボリュームにパラサイトさせることで視覚的操作を行い匿名性を得ている。鉛直方向(壁):3階の高さが2階に感じ3階部分の匿名性を獲得する。水平方向(屋根、床):張り出すことで匿名性を獲得する。

Parasite Mass 【 S 】
個性を表現するパラサイト

 室内に家具がパラサイトするだけではなくファサード面に商業的エレメントや住居的エレメントをパラサイトさせることで店主や住人の個性を表出させ匿名性を和らげる。窓や扉の開口率、ファサードのマテリアルや色なども含む。

Parasite Mass 【 XS 】
行為が表出するパラサイト

 パラサイト的操作で獲得した街はそこに住む人は空間をうまく使いこなすことができる。行為や物を吸収するアドホック的な空間が生まれる。店主や住人の個性を表出させ匿名性を和らげる。

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継承に伴い​5つのスケールに定義

​建築的万代
​建築や生活の文化や歴史の継承

過去のパラサイト的操作の現代的転換による「輪廻転生」

過去のパラサイト的操作の現代的転換による「輪廻転生」

採取した既存のパラサイト的操作の継承を行う。パターンランゲージのような形態のタイポロジーやデザインルールなどのファサードの再構成のようないつか終わってしまう有限的継承ではなく、手法のパターン化を現代的に行うことで永遠に継承される文化をXL、L、M、S、XSの各スケールで提案する。(輪廻転生)そして、現代のパラサイト的操作によって様々な個性が密集し関係する特質なコンテクストを継承し表現する。

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Architectural Design Metabolism​
​ Architectural design metabolism

万代と刹那が出会う輪廻転生

【M】形態スケールの継承
[M] Inheritance of the morphological scale

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【L】空間スケールの継承
[L] Inheritance of spatial scales

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Architectural Design Metabolism​
​ Architectural design metabolism

既存調査からパラサイト的操作による閉鎖度
(匿名度)を7段階で定義を行う​

​7段階の匿名度ごとにパラサイト的操作を変え増築躯体に匿名性を継承する

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継承に伴い​5つのスケールに定義

【XL】街スケールの継承
[XL] Inheritance of the city scale

【S】家具スケールの継承
[S] Inheritance of the Furniture Scale

【XS】行為・物スケールの継承
[XS] Inheritance of action and object scale

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過去の個性を継承するパラサイト
Parasites inherit the personality of the past.

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課題をクリアランスする機能的パラサイトFunctional parasites to clear issues

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過去の個性を継承するパラサイト

​建築的刹那
建築が使い古された豊かな空間

6つの現代の反転変貌の多様な空間

Architectural Design Metabolism​
​ Architectural design metabolism

 パラサイト的操作によってできた既存の多様な個性のある空間をXL、L、M、S、XSの各スケールで抽出しそれぞれの空間を上層階に継承していく。(輪廻転生)それぞれの継承された空間は高密度で乱立し周囲と密接に関係しあうことでゴールデン街の特質なコンテクストを継承し表現する。

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【XL】都市スケールの継承
​敷地を横断する四季の路

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【XL】都市スケールの継承
敷地に隣接する公道

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【L】建築スケールの継承
個性が表出するメイン路地

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【M】空間スケールの継承
放棄された敷地

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【M】空間スケールの継承
放棄された敷地

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​人間的万代
​建築や生活の文化や歴史の継承

Architectural Design Metabolism​
​ Architectural design metabolism

劇的な変化
​住宅街が増築することで24時間夜の空間となり、飲兵衛のコミュニティが加速していく、また住宅街に店主をはじめその仲間たちが移住することで大きなのんげえ家族を形成する。

深度によるプログラムの変化

​日中泊まれるホテルやマンスリーマンションのプログラムを挟み上に行くほど長く暮らす住宅へとプログラムが設定されている。


選択可能による複雑な住戸プラン
​上の住宅街は6種類の深度の住戸タイプと横方向に横断する住戸があり、選択して移住することでゴールデン街の複雑で強固なコミュニティを体現していく。

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拡大する強固なコミュニティを形成

​人間的刹那
建築が使い古された豊かな空間

Architectural Design Metabolism​
​ Architectural design metabolism

反転された路地空間には飲兵衛家族が集い生活ができる

仲間同士で飲み会をしたり食事をしたり
​飲んだ後の余韻に浸る場所

飲みみという一つのアソシエーションからコミュニティへと変化し、わからないことを教えあったり助け合いながらみんなで楽しく暮らす住宅街が新宿の都心に出現する。

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​Background

​98%入選する作品を目指して

​AIとビックデータを用いて3大卒業設計展に98%で入賞することを検証。マルチストーリーシステム(MSS)により作品を作成した。
コロナウィルスによってプレゼンテーションが変更となった。ただ完成度が高い作品としか伝わらず、全て2次審査どまり結果:コロナが読めず2%の落選に至った。コロナがなければ入選ができた。

AI Genius architects
​version12 第1世代

​製作過程も作品の一部

 ​建築学生のコミュニティが実現する集落を提案する卒業制作を行いながら、先輩後輩のコミュニティを活かしともにノウハウを共有しながら一つの思い出をつくった。
■万代:みんなの経験は記憶のひとつとして継承され建築のノウハウを身に着ける。
■刹那:みんなが集まり建築の話をしながらたわいもない時間をみんなで過ごす

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卒業設計を通して

~ (裏テーマ)建築設計論的テーマ ~
この作品は完成度を極めた作品である。ある一人の建築家が統計学と類型学から作成された設計者の個性を尊重する『Ai天才建築設計者』によって設計された最終形態設計作品の試論である。試論を行った結果、社会的課題の解決を行う課題解決型の作品と敷地のコンテクストの可能性から新たな建築を思考するコンテクスト拡張型と新たなビルディングタイプを思考するビルディング型と設計手法による新たな形態の可能性を突き詰める手法拡張型と豊かな空間や風景などを求める風景空間型の作品を一つのテーマで同時に構成したのがどの人からも評価される作品である最終形態だと分かった。(これら以外にも採点評価にかかわる様々な要素をコンプレックスさせている)しかし、この作品の難点は規格外の完成度になり口頭のプレゼンテーションをする場合だと最短でで30分、対面の会話形式だと一人につき平均10分の説明時間が必要であることが分かった。Aiの評価的には歴代の修士卒業課題作品5000点の中で1位の総合得点を獲得したがオンラインのプレゼンでは評価されないのは当然であるという結論に至りました。『Ai天才建築設計者』は152名の建築家の評価のコメントサンプルから総合的な評価感を解明しプログラミング再構成すると同時に、数千点の全国の建築学生の作品を約36000パターンに細分化を行い高精度カテゴライズを行い作品のパターンの抽出と学生が作成する傾向を統計的に分析したものによって新精密採点評価を作成しております。


~ 高度完成度作品の現代的な位置付け ~​ 
現在、非常に多様な建築的概念やビルディングタイプ、手法、工法、形態、空間の可能性が建築史や設計論によって示され混沌とした状況が続いていることは明らかである。建築学生が目指すべき最終的な作品は個性を尊重することは必要不可欠であるが、手法の提案や手法から生まれる形態などの新たな可能性を示す設計作品のインターナショナルなモダニズム的考えに傾くのではなく、また、地域のコンタクトに新たに応答する考えのただバナキャラーな有機的考えに傾くのではなく、現代的なビルディングタイプを思考する機能主義的な考えに傾くのではなく、ただ多様な空間や風景を思考する現代的な考えに傾くのではない。つまり、社会問題を解決しながら敷地や、用途、手法、形態、空間の設計構成要素の全てに対して主題を持ち(独自的ユニークな提案)を持ちまた、全てに対して実現可能なリアリティを求めて、それぞれの設計構成要素を有機的結合、つまり必然性を持って論理的に相互に作用させた作品が最終的に到達するべき作品なのではないか。これは多様な現代に対する明解主義(造語)の必要性をとう作品でありそれ故に高度な完成度をもった作品の必然的必要性を示す。これは非常に客観的性格を持つ僕の個性の体現でもある。

~ 口頭プレゼンで評価されない価値 ~
 
私は紙面のプレゼンは出来るが、口頭のプレゼンが出来なく評価されないおかげでここまで踠き苦しみ努力し続けることができた。もちろん建築家は人に伝えるのも重要なスキルである。しかし口頭プレゼンの人による従来の評価はかなり恣意的でありそれは複数人の場合でも同様である。また、どの部分がどのくらい出来ていてどの部分がどのくらい出来ていないのか定量的に示すことは私以外できない。最終的には票と言う極めて抽象的でランダム性の高い旧式手法によって感情的に決定される。そこに価値はあるのだろうか。私はそのような不確実な栄光ほど危険なものはなく、評価されない方が安全である。そのかわり口頭で抽象化される前の紙面で伝えるのが具体的で設計者のレベルを測ることができ価値のある部分であると考える。

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